しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

しべりあげきじょう

ドイツは水よりビールが安いということもない ドイツは酒税が安い

 

ドイツといえばビール

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ドイツに行く前はよく

”ドイツはビールが水よりも安いらしいよー!”

という話をよく聞いていました。さすがにこれは盛ってます。

 

スーパーでの価格は結構違います。

ビールは0.5Lの瓶で100円しないくらい、水はボルビックやエビアンでも1.5Lでも80円位です。

ドイツは一応水道水を飲めますがみんな飲み水はペットボトルで買うものいう認識なのでたくさん買い込みます。

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ドイツの清涼飲料水事情 炭酸ばかり

しかし普通の水を買う人は少なく、ここでもみんな無味の炭酸水を選びます。料理には炭酸が合うのだそうで。

りんごジュースにも炭酸水混ぜたりワインにもいれたりとにかく炭酸ばかり。

 

初めてドイツに来た時はファンタ、コーラ、スプライトとしか売っていないのでとにかく毎日炭酸…

もう無理だ!と思ってスーパーに入りボルビックを見つけ、”やったーついに無炭酸!!”と思ってキャップを開けた時に

シュワッと音がした時の絶望感がとても懐かしい…

(ちゃんとラベルに炭酸かどうか書いてあります)

 

日本とは違い飲み物の種類がとても少ないです。

日本のコンビニにいけばいつも新作の飲み物があったりジュースから紅茶コーヒーなどいっぱいありますが、ドイツは本当に決まったものだけ…

ビールは5000種類あるのに笑

みんな基本的に水を買って飲んでいることが多いので、清涼飲料水の市場はそこまで需要がないのかもしれません。

ファンタやコーラというレベルに定番にならないとみんな選ばないということもありそう。

 

しかしスーパーには格安コーラが売っていて1.5で30セントほど。w

コーラってかいてあるし、ファンタ的な格安飲料もうっています。

 

しかし日本のように常に新しいものがでるということはなく、ラベルも工夫されていません。

ドイツでビールが安い理由は酒税の安さ

 なんでこんなにビールが安いかというと、単純にビール税がとても安く

0.5リットルあたり5円ほど。

日本は111円なので約22倍…

 

過去にも1セントビール税を上げるといっただけで暴動が起きたり、現在でもEUで酒税をあげようという法案が上がっても(それも1セントとか)断固反対したりと、本当にビールだけは譲らないドイツ人。

 

 

 

ドイツのたばこ事情 たばこ税は高い

その代わりタバコはとても高く、マルボロなどは700〜800円します。

こんなのを買える人は中々いないようでみんな巻きタバコを電車の中でせっせと作って吸ってます

若い女性で吸っている人がとても多いのも印象的で、その数は年々増加傾向にあるようです。

 

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ドイツは外食は税率が高いため物価が高い

ベルリンで普通の観光客も来るような街中のレストランだと0.5Lジョッキで3.5〜4.0€というところです。500円ほどなのでそんなに安くはないです。

普通に100円で売ってる瓶ビールを注いでだすだけということも多いので、それに4倍とか払うのか… と思うと少し気が引けてしまいます。

 Vom Fass というのが生ビールなのでそっちにしましょう!

 ドイツは物によって税率が異なり、食品などの税率は低く、外食などの税率は高く設定されています。ブランド物も高いままです。

 

ドイツの飲み会は基本ビール

クラスメイトに飲みにいこうぜ!20時に店で!って言われて当然ご飯もかと思って行ったら

みんな頼むのはビールだけ…

ポテトくらいは頼みますが基本的に無し。

みんなひたすら同じビールをずっと飲み続ける。飲みの時は基本的に軽く食べてくるのだそうです。

 

空腹でみんなに合わせて飲んでいたので段々ビールの進みが悪くなると、

HAHAHA!お前は日本人なんだから無理することないぜ!←

と煽られて一気飲みするということをしないように…。ドイツのビールは5,6%あるものもありますし何せ量が多いので。笑

 

 

やはりドイツでも色んな種類のお酒を飲むと悪酔いする、翌日に残ると言われているので、よほど大騒ぎするパーティーでない限りはみんな同じものばかり飲みます。

 

ビールの中で、白だったり黒だったりと味を変えて楽しむ感じ。

普通レストランには5種類くらいのビールがあります。

 

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ドイツ人らしいグラスのメモリ

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グラスにはこのようにメモリがあり、

この線より下に泡があってはならない。

という決まりで、泡でごまかすのを防止するというドイツ人のイメージにぴったりなものです。(実際全然几帳面ってわけではありません)

 


 

 

ビールの泡はアルコールかどうか問題

日本では1940年に上野のビアホールで

ビールの泡が多すぎる!

とある客が文句を言ったことから調査がはいり、仕入れの量に対し売った量が異常に多く泡でごましていたことが判明したという事件がありました。

 

ビールの泡はビールと言えるのかということを論点に裁判になったのですが

泡の方がビールよりもアルコール濃度が高いということが証明されたことによって

ビールの泡はビールといえる

ということになったそうです。

 

ドイツではそうはいきません。w

 


トリビアの泉「『ビールの泡』は『ビール』と言えるのかと

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